中医学で最も重視している養生法の一つに「養神」があります。
中国の<養生延命録>では「嗇神」(しょくしん)を提案しています。
「嗇」は「惜しむ」という意味で
「嗇神」の意味には以下の様な事柄が含まれます。
・人の悪口を言わない
・刺激の強い味を口にしない
・人を攻撃せず悪意や策略など考えない
また中国語に「嗇自奉公」という言葉もあります。
「自我を抑え奉公する」
この様な精神であれば余計な策略ごとに「神」を費やすことはなくなります。
人を貶める謀や不平不満によるストレスは気血の流れを悪くさせます。
嗇神は欲張りをせず、相手を許し、一歩ひいて謙虚な姿勢でいる。
日々、反省も大切な養生の一つかもしれませんね。