中村裕輔教授の考え方


今朝のNHK「おはよう日本」の番組で滑膜肉腫の治療薬を研究する中村裕輔教授が紹介されていました。

先生は、多くの論文も発表されているそうですが、遅々として進まない日本の現状に見切りをつけ、アメリカに研究の場を設け日本を離れることを決められたそうです。

私も来日して20数年になりますが、新薬の研究に留まらず日本には、曖昧な規制が多く、患者のためか、一部の既得者の利益を守るためなのか・・・。

例えば、漢方薬の開発への規則の一つは「前例」だそうです。前例がなければ、ほとんどの場合で許可が下りないと聞きました。

このルールの根拠は一体何なのか。社会のために患者の為に研究に取り組む方々のやる気を失いかねないと感じることがあります。

今後もこのような優秀な先生が、海外にその活躍の場を求めるようになるのは残念ですし、日本の知財産の喪失に繋がるのではと危惧しています。

国際中医師アカデミーとうぎ先生の【中医学日記】

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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