大地震の後に 不正出血という方がいます。
中医学では、不正出血のタイプが大体2種あります。
実証(じっしょうと呼びます)と虚証(きょしょうと呼びます)です。
実証は、気滞?血(きたいおけつと呼びます)が代表です。すでに掲載しています。対応方法はご参考ください。
今回では、虚証の特徴と対応について一緒に考えて見ましょう。
病理の特徴は、心脾両虚(しんぴりょうきょと呼びます)の状態です。
心脾両虚というと、心臓に血液が不足、胃腸(脾という意味)の気が弱いという意味です。
症状の特徴は、出血が多く、血液の色が淡く、腰と下腹の痛みは我慢できる程度で軽いか或いは感じていない、
食欲が良くなく、軟便気味、疲れやすい、眠いですが中々寝つきが悪く、寝る途中でよく目が覚めますなど。
治療について、加味帰脾湯(かみきひとうと呼びます)で治療します。
加味帰脾湯は、三つの特徴があります。
1、心血を補います。 2、脾気を補います。3、疏肝安神(精神状態を安静すると言う意味合い)
注意点; 不正出血の診断ポイントは虚証と実証の鑑別です。
実証の方に加味帰脾湯を服用させると、症状が悪化する恐れがあります。
虚証の方に逍遥散を服用させると、症状が悪化する恐れがあります。
中医学では、効かない場合に薬が悪いことより、まず、体質と病気の診断が間違う可能性が高い考えています。
これは、弁証論治の真髄という意味です。
ご参考まで
カテゴリー
-
最近の投稿
アーカイブ
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2014年5月
- 2014年2月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月
- 2012年8月
- 2012年7月
- 2012年6月
- 2012年5月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年2月
- 2012年1月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年9月
- 2011年8月
- 2011年7月
- 2011年6月
- 2011年5月
- 2011年4月
- 2011年3月
- 2011年2月
- 2011年1月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年9月
- 2010年8月
- 2010年7月
- 2010年6月
- 2010年5月
- 2010年4月
- 2010年3月
- 2010年2月
- 2010年1月
- 2009年12月
- 2009年11月
- 2009年10月
- 2009年9月
- 2009年8月
- 2009年7月
- 2009年6月
- 2009年4月
- 2009年3月
- 2009年2月
- 2009年1月
- 2008年12月
- 2008年11月
- 2008年10月
- 2008年9月