ドキドキは「肝」次第?




大事なプレゼンや大舞台では、誰でも多少は緊張してドキドキするものです。

人と比べず、自分のできることに集中すればいいとはわかっているものの、その場に臨むと、うまくやりたいと自分に期待してしまったり、自分の能力が急に不安になったりして、せっかく準備したのにいまいちだった……、ということがあるものです。

このとき体にいったい何が起きているのでしょう。

極度の緊張が続くと、一時的に肝の疏泄機能に影響が及んでいると考えられます。

感情の変化によって気の流れも変わり、緊張すると気が滞ります(気の流れが止まる)。
これを中医学では「肝鬱気滞」と言います。

すると

1. 陽気が発散できず津液が漏れるため、冷たい汗が手の平から出てくる

2. 胃腸の気が上昇しなければ、下痢や腹痛、尿漏れに

3. 心臓の気が上昇しないと動悸や不安に

4. さらに上の脳に気が上昇しなければ、瞬間的な判断力、対応能力が低下し、頭が真っ白になる

といった症状が考えられ、肝機能が低下するほどこれらの症状は出やすくなります。

緊張は誰でも多少はあるものですが、あまりに症状が激しい場合は、肝が弱ってないか、漢方のプロに相談してみてはいかがでしょう。




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90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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