脾気虚と体型


中医学を学ぶと「なるほど、そうなんだ」と、思わず納得することがあります。
ダイエットに関心の高い日本では、少し痩せすぎと思える人も少なくありません。きっと食事や運動に注意しているのでしょう。

しかし、かなり痩せている人の中には、元々食欲不振で食事に関心が無い人もいれば、肥満傾向なのに食欲があまりないという方もいます。
中医学には体の状態を表す言葉に「脾気虚」があります。脾気虚の特徴のひとつは食欲不振があります。体が痩せて、食欲不振を伴う場合は単純な脾気虚の可能性が高く、これを「体痩少食」といいます。
反対に肥満で食欲不振の場合は、脾気虚に痰湿を伴う可能性が高く、これを「形盛気虚」といいます。

肥満なのに食欲がないのは一般の方からみれば考えにくいかもしれませんが、この様な方は結構たくさん見られます。
いずれも、脾気虚では「後天の精」を取り込むことができないので、なんとなく活力が足りないように見えます。

中医学の弁証論治では、単純な経験ではなく、理論として纏められた先人の経験を正確に理解して、臨床に生かします。

About 国際中医師アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 国際中医師アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in ブログ, 国際中医師アカデミー, 漢方症例. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)