熱中症の予防に「水」だけで良いのか?


連日、熱中症の予防に水をこまめに飲むこと、水に砂糖と塩を加えた「経口補水液」の作り方などなどのニュースが報じられています。
中医学では、夏は「暑邪」によって体が傷つけられると考えています。「暑邪」は夏の熱い時期にしか見られない邪気のひとつで、体へ大きな影響を及ぼします。
暑邪は「湿」と「熱」が混ざっているもので、津液と気を傷つける特徴があります。
湿邪は脾胃を傷つけますので、過度に水分を摂取すると脾胃に負担をかけ、脾の働きのひとつである運化作用に影響を及ぼします。
また、大量の汗と共に「気」がたくさん消耗するので水液の代謝にも影響が生じます。

中医学からみると平素から気虚や脾胃弱の方は、過度に水分を摂取すると、かえって体調を崩しかねません。中医学には、このような方に対応できる素晴らしい知恵があります。

About 国際中医師アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 国際中医師アカデミー http://www.iatcm.com
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