ある症例を紹介します。
70代の患者、男性、冷えが強く特に足の畏冷、頻尿、腰酸軟、疲れやすい、夜になると腰痛がよくおきるので、
薬局で相談したところ牛車腎気丸を勧められたそうです。この方の舌は淡黯歯痕、薄白苔潤沢な状態です。
牛車腎気丸を通常の服用量で服用して一ヶ月経過しても、冷えと他の症状が全くかわりません。何故でしょうか。
この場合の問診要点は何か?症状の情報から、牛車腎気丸を処方する根拠がどこにあり、また判断する上で十分な根拠になるのか、
服薬量に問題はないか、他の薬剤と一緒に用いる必要があったか、などなど、考える必要があります。
また、牛車腎気丸が誤りであったなら、何の中成薬を出すべきかなどの問題を考えなければならないと思います。
国際中医師アカデミーとしては、このような複雑な病証に対しての臨床力を育てるコースを考える必要を感じていますが、
その前に中医の基礎的な学力が無ければ、臨床応用はできません。
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