香港の中医学の実情を調べるために香港を訪問しました。
空港は大きく広々としていましたが、思いのほか静かでした。バスに乗って市内に移動中に先ず感じたことは、冷房が凄まじいほどよく効いていることです。香港の冷房が強いことは聞いていましたが
、これほどとは思いませんでした。バスから降りるとカゼを引きそうなほどの冷風からやっと解放され、「ほっ」としたところ、今度は蒸し暑さに苦しみました。屋外では湿気がすごく、屋内では真冬かと思うほどの寒さです。このような環境下を「外熱屋冷」といいますが、体の陽気と津液をかなり損ないます。
陽気が損なわれるとカゼを引きやすくなるので、香港に行かれるなら風邪を引かないように、長そでの服は必需品です。そして麻黄附子細辛湯なども大いに役立ちます。
香港上空