今朝、電車の中で便秘の改善に「ビフィズス菌」を有効的に取り入れるために、いつ飲んだらよいか説明をしていました。答えは食後に摂取するのがもっとも効果的だそうです。便秘に悩む方は大変多く、運動や食事などなど気を付けてもなかなか改善できず悩みの種という方も少なくありません。
中医学では、便秘を治療する漢方薬の種類が多く、他の病気と同様に便秘の原因や体質を考慮して選薬します。日本では「センナ」を常用する方が多いと聞きますが、便秘にはそれぞれ原因がるので紹介します。
①体質が陽盛(熱がり)に偏り、飲食過多で辛い、脂っこい食事を好む方。
②気血のめぐりが悪い為、精神的に不安定でいらいらしやすく、些細なことですぐ怒ったり、また運動不足なども手伝って便秘になる方。
③気血不足のため産後や病後、疲労過多で血が不足して腸内を潤すことができない方。
④高齢者や、陽虚が原因で体内に「寒」が生じ便秘をおこす。などがあげられます。
センナは①と②の治療に適応できますが、③と④に対して効かないよりも逆に体に毒になります。
そして大腸と密接な関係のある臓は「肺」で、便秘により肺の機能に悪影響を与え、皮膚の艶と色が悪くなり、外邪が侵襲しやすくなるわけです。便秘と肌荒れは、中医理論からきているのでしょうか?