今朝のNHKの番組で東京薬科大学・防衛医科大学校の研究を紹介していました。
「痛風は、尿酸と呼ばれる物質が体内にたまり、関節に激しい痛みを引き起こす病気で、患者は全国で80万人に上ると推定されています。……マウスの実験で、このたんぱく質を作り出す遺伝子の働きをなくしたところ、尿酸を排出する機能は腎臓では変わらなかった一方で、小腸や大腸で大きく低下することを確かめたとしています」ということです。
これは非常に興味深い研究です。中医学では、痛風は湿熱を中心とする病気として認識しています。つまり単純に利尿することだけでは、痛風に対する治療効果は薄く胃・腸の調節が重要であり、さらに「湿熱」は尿から排除するのではなく、大便で排泄すべきであると考えています。
私の共同研究者は、すでに脾胃の不調が主な原因とする研究成果が出しており、このような研究が進み、中医学の治療効果が立証される日が来るのが楽しみです。
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