地震後の食事注意 消化しやすい物を


 大地震で、ショックが大きいです。
 
 この場合に胃腸の働きが弱くなります。
 消化しやすい物を食べた方がよいと思われます。
 ご飯、お粥、パンなどがまず消化しやすく、たんぱく質類では、卵、豆腐などがあります。
 お腹がすいた場合、7分で食べた方が良いです。
 この時期に、「肝脾不和」の状態が出やすいので、
 精神的に安静していただき、消化しやすい食事に心をかけてください。
 
 年寄りの方も更に注意していただきたいものです。
 
 「肝脾不和」はかんぴふわと呼びます。
 イライラし、わき腹とお腹の痛み、げっぷ、食事の後に腹のはり、ため息、残便感などの症状が見られます。
 酷い場合、吐き気、食欲が著しく低下するなどの症状が出てくることが多いです。
 原因として、肝臓の調和作用が悪くなり、胃腸の働きが低下するというのは特徴です。
 お勧めの漢方薬は「逍遙散」です。
 酷い場合に逍遙散(しょうようさんと呼びます)と半夏厚朴湯(はんげこうぼくとうと呼びます)と、
 常用服用量の半分ずつで併用していいと思います。
 
ご参考まで

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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