薬或いはサプリメントの試飲の話ですが、今まで殆ど店主が飲んで或いは常連客に飲ませて、反応がよければ、扱うことにするということだったです。
漢方薬なら、この形で通用しないと思われます。
薬の特徴、効能効果を確認する前提はまず弁証のデータです。自分の体質に合う否かを判断するものではありません。
漢方薬の試飲について提案させていただきたいのは:
まず製造メーカがやるべきこと:
1、この薬は補剤か瀉剤か、効能効果の特徴は何か、
2、類似商品との違いはどこですか。
3、粘膩性があるかないか、
4、色々な複雑の臨床ケースに対してこの商品をどうアレンジするか
など情報を製造メーカは提供しなければならないと思います。薬局
薬局が試飲の原則と手順:
1、この商品は患者或いは試飲者の体質に合うかどうかを判断する
2、弁証の結果はこの商品に会う人なら、そのまま飲んでいただきます
3、体質がそれほど合わない場合に、どの漢方薬と一緒に飲めば良いかを考える
4、試飲者に服用方法と服用の反応などについて詳しく説明する。
例えば、天蘭美人なら、次のように考えています:
1、働きの特徴は心脾両虚による考えすぎによる不眠、動悸、アトピー皮膚炎、肌の荒い、出張の時間差による不調などの改善の効果に優れています。ずばり、安神と補血、安神と補脾、安神と解毒というのは特徴です。
臨床では、血虚を伴う不眠症、心脾両虚の不眠症、不眠症を伴うアドピー皮膚病、乾燥型の肌などを改善することに期待できる。
不眠症は心悸との関係、心悸と心臓機能の低下、狭心症、心筋梗塞との関係などを考えて、安神を基本にして、天蘭美人は心臓の病気の予防サプリメントとして生かせれば、面白いと思います。
2、合わない症状:
黄膩苔、紅舌の上に尿黄色、便秘、五心煩熱→湿熱、痰熱、陰虚、実熱の場合に、単独
で天蘭美人を使用しないこと
3、アレンジ方法
湿熱を伴うなら黄連解毒湯を、痰熱を伴うなら温胆湯を、虚熱の便秘を伴うなら麻子仁丸を、腎陰不足を伴うなら黄柏地黄丸を加えてください。
5、試飲して二週間で、まず睡眠が深くなり、朝にすっきりする、通じが良くなる。
4週間で、肌が良くなる、心悸症状の改善、不安の改善など
6、この反応が出たら:
眠気が強く感じる→体の疲労を管理するセンサーが目覚めた結果です。よく寝ることで体は完全に回復されれば、眠気が段々消える。
食欲ダウン、軟便気味が出た→痰湿、脾陽虚などの可能性がある。舌診と問診をもう一度することで確認してほかの薬を併用する方法を見つけること
すべての漢方薬の商品は体質に合う部分も合わない部分もあります。プロの原則は患者の病態を弁証してから、方剤のアレンジを工夫するのです。これは病気を治せる弁証論治の原則でもあります。
このようにプロの意識を持って、臨床のいろいろな複雑ケースの治療にチャレンジしたら如何でしょうか。
写真:我が会の理事、土屋先生です。内科学の講義をしている様子です
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