「疲れ」に効く漢方は?




「患者さんが『最近どうも疲れる』と訴えたら、補中益気湯ですよね?」とよく聞かれますが、これ、ちょっと違います。

なぜ違うのか、中医学、漢方では「基本のき」ですが、皆さんはわかりますか?

「疲れている」なら、気力が足りないんだから気を高めよう、と考えるのは、気持ちはわかりますが、実はとても安易で危険です。
患者さんによっては補中益気湯や人参などは使えない場合があります。

補中益気湯や人参を用いることで、かえって悪化させてしまうことも大いにあるのです!そんなことになったら大変ですよね。

でも現実にはその危険性を放置したまま使われていることも多々あります。
同じような症状を訴えたとしても、原因や病気の流れ等によって使う薬は全く違います。

これを「同病異治」といいます。

そもそも、「疲れ」とはどういう症状なのか。
そこからきちんとわかっていないと、疲れだという判断もできないのですが、仮に、強い倦怠感があったり、なかなか毎日のけだるさが抜けない、というような主訴があったとします。

その原因としては、「気が足りない(気虚)」というもののほかに、「気の流れがよくない(肝うつ)」ということも大いに考えられるのです。

これだけではありませんが、大きくこの2つがあります。
さて、どちらなのでしょう?

この続きは次回にお話します。

About 国際中医師アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 国際中医師アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in 国際中医師アカデミー. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)