2010年11月28日の臨床講座で前立腺ガンの症例を検討しました。
突然右側の腰部に強い痛みを訴えていた為病院で受診し、
前立腺ガンの転移による痛みと診断されました。
しかし、ご本人の自覚には前立腺ガンでみられる、
小水不利や排尿痛などの訴えは有りませんでした。
問診からは、痛みと虚を判断する情報しか得ることができませんでした。
限られた情報しか得ることができずに漢方薬を求められることも少なくありません。
このような場合、最も適した薬を選択する為に皆さんと一緒に検討しました。
主訴の症状はどれか?突然起きた痛みは虚か実か、或は寒熱のどちらか、などなど。
臨床の場では、時に患者様から「○○に効く漢方薬を下さい。」と、
言われることがあります。
しかし、弁証論治では問診による判断が最も重要であると考えています。
何を判断する為の問診なのか、
目的がなければ問診はただの情報の集まりになってしまいます。
また問診の仕方にも工夫が必要になり、このような積み重ねが弁証の腕が上がります。
皆さんと検討した結果、
単純にガンに良いとされる薬が選択されず症状から
しっかり方剤が選択したことに大変満足しました。
-
Primary Widget Area
-
This theme has been designed to be used with sidebars. This message will no
longer be displayed after you add at least one widget to the Primary Widget Area
using the Appearance->Widgets control panel.
- ログイン